<> これは GNU Readline を Scheme 言語の Gauche でサポートする 仕組みです。 動かすには Gauche-0.8.2 以降が必要です。 Usage: "make" でコンパイルして下さい。 "gosh -I . gosh-rl.scm" や "make run" で Readline を用いた Gauche の 対話モードを実行します。 "make install" で /usr/local 以下にインストールします。 閉じ括弧の入力で対応する開き括弧の位置を知る機能を使用する場合は 以下のような行をあなたの "~/.inputrc" ファイルに記述して下さい。 ---- $if Gauche set blink-matching-paren on $endif ---- Functions: (make-readline-input-port &optional "prompt") Readline を用いた入力ポートを作成します。 (rl-readline "prompt string") "prompt string" を表示して入力待ちになります。 入力結果は 形式で返ります。. EOF に到達したり、その他の問題があった場合は #f が返ります。 (rl-add-history! "string") "string" を Readline の履歴に追加します。 (rl-read-history! "filename") ファイル "filename" から Readline の履歴を復元します。 (rl-write-history "filename") ファイル "filename" に Readline の履歴を保存します。 (rl-set-application-name! <"string"|#f>) Readline の "~/.inputrc" によるカスタマイズ時のアプリケーションの 固有名を "string" にします。 #f で設定を無効にします。 (rl-stifle-history! number) 履歴の最大保存数を設定します。 Q&A: Q1: 漢字が入出力できません。 A1: 漢字の入出力には使用している端末が漢字をサポートしている必要があります。 また、readline が8ビット文字を扱える必要があります。rluserman(3readline) を参考に input-meta/output-meta の設定を検討して下さい。例えば "~/.inputrc" で以下のように設定します。 set input-meta on set output-meta on By: YOKOTA Hiroshi